婚活市場における男女比は、どのくらい差があるのか?その理由とは?
こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。
婚活市場では女性の方が多く余っている。そんな話を聞いたことがありませんか?
逆にアプリだと男性の方が多い、そんなデータを目にしたことがあるかもしれません。
でもこれって本当なのでしょうか? そもそも男女の人口比はおおよそ半分半分なのに、なぜ男女比に差が出てしまうのでしょうか?
男女のバランスがあまりにも悪いと理想の異性に会えるチャンスが減ってしまうし、ライバルが多いのも困りものですよね。
そこで今回は婚活アプリ、婚活パーティー、そして結婚相談所の3つの婚活市場において男女比を調査し、差がある理由も調べたり考察してみたりしました。
なお比率は男性:女性で記載しています。
婚活市場の男女比を調査
婚活アプリの男女比は、1つを除いて理想に近い
婚活市場で人気があるのがアプリ系です。婚活したいけど時間がないとか、婚活パーティーや結婚相談所に行くのはまだ早いという人に選ばれています。
なおアプリ系には出会いや恋愛を主体とした恋活アプリと婚活専門のアプリがあります。ここでは婚活専門のアプリについて書いてみます。後ほど恋活アプリについても触れますね。
婚活に限定したアプリ(サイト)で有名なものは3つあります。それぞれの男女比は以下のとおりでした。
ユーブライド | 7:3(非公式/サイト内検索にて算出) |
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ブライダルネット | 44:56 |
ゼクシィ縁結び | 5:5 |
こうしてみると婚活アプリの男女比は、ユーブライド 以外大きな差はありません。ちなみにSNS系アプリでは男性の方が多いのが普通です。これは女性の方が出会いに関するネット利用への抵抗感や不安があるからでしょう。
しかし婚活アプリでは、入会するために本人確認に加え各種証明書の提出が求められます。その点が女性に選ばれているのではと考察します。
また婚活アプリならば利用料金に男女の差がありません。だから結婚への真剣度も高く安心して利用できる。このような理由で性別に関係なく、婚活アプリの利用者が同等に増えているのだと思うのです。
他のサイトを拝見すると、婚活アプリも恋活アプリもごっちゃに紹介しているところがほとんどです。ただ恋活アプリは恋人探しをしている人が中心で年齢も若い人が多いです。
結婚を意識したお相手探しは、最低でも婚活アプリを利用すべきだと個人的には考えています。
ユーブライドについての考察
ユーブライドの男女比は男性がとても多いですね。後述する恋活アプリと比べても偏りが大きいです。
不思議なことに実はユーブライドでは、男性会員を積極的に募集しているのです。それがこの差の1つの原因かもしれません。
ただユーブライドのデータは公式データではありません。サイト内で会員数を調べたデータを元にしているので正確性に欠けます。ユーブライドは運営年数が19年ととても長い老舗の婚活サイトが母体です。そのため今は活動していない会員数もそれなりに多く、そのデータが男女比の乖離に繋がっているのではないかと想像します。
ユーブライドについて気になりますので、運営元に確認してみようと思います。続報をお待ちください。
恋活アプリは、どうなのか?
婚活アプリについては書いたので、参考として恋活アプリについて触れてみますね。
オミアイ | 6:4 |
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ペアーズ | 6:4 |
マリッシュ | 53:47 |
※恋活アプリは、彼氏・彼女を探すアプリ。オミアイのように恋活と婚活が同居しているアプリもあります。
恋活アプリは男性が多い傾向が見て取れますね。ただ問題にするほど大きな差があるわけでもありません。
なお恋活アプリの場合、女性は無料で利用できる代わりに男性に課金するビジネスモデルになっています。それでも女性よりも男性が多いのです。
これには少し驚きました。
お金を払ってでも出会いたいと思う男性が多いということでしょうね。また課金できる男性会員を増やしたいという運営側の思惑もあるかもしれません。会員を募集する広告配信は男性に比重があるかもしれないということです。ちょっと邪推でしょうか(笑)
ただ男女比のバランスが良くないとサービスが成立しません。また男性は女性が多いアプリを使いたいと思うし、女性は男性が多いアプリを使いたいと思うのは当然のことです。
そこで大体6:4あたりの比重に落ち着いているのではないかと考えます。
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恋活アプリは恋人探しが主体です。だから恋活の場で結婚のお相手探しをしても、温度感に差があるため、なかなかうまく行きません。
やはり婚活をするなら結婚に前向きな女性しかいない婚活アプリを利用すべきでしょうね。
婚活パーティーの男女比
婚活パーティーは、結婚を前提とした交際をする異性との出会いを求めて参加するものです。
女性の参加費が男性と比べ安く設定されているところが多いです。そのため女性の方が多いという声をよく聞きます。
ゼクシィ縁結びパーティー | 20:20 |
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シャンクレール | 20:20 |
PARTY☆PARTY | 8:8 |
ホワイトキー | 15:15 |
上記データは実際の参加人数ではなく募集人数です。ただ婚活パーティーの男女比は、主催者側も参加者のバランスが崩れないように配慮をしてくれています。
参加者が足りないときは過去の参加者や会員さんに声をかけ、割引券・LINEのクーポン券などを活用して参加を促して対応しています。男女差として±2、3名としているところが多いです。だから、婚活パーティーの男女比については必要以上に気にしなくても大丈夫です。
結婚相談所の男女比は、タイプにより逆転
結婚相談所には、データマッチング型と仲人型の2つのタイプがあります。(より詳しい結婚相談所の種類の解説は、こちら)
データマッチング型はコンピュータを利用したマッチングシステムを主体とすることで、費用を抑えています。仲人型は異性との出会いから成婚まで担当者が介在して、サポートしていくので費用は高めです。
オーネット(データ型) | 55:45 |
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ツヴァイ(データ型) | 5:5 |
ノッツェ.(ハイブリッド) | 6:4 |
パートナーエージェント(仲人型) | 44:56 |
日本結婚相談所連盟/IBJ(仲人型) | 4:6 |
オーネット・ツヴァイ・ノッツェ. の3社は大手結婚相談所です。大手結婚相談所は、データマッチング型の結婚相談所がほとんどです。この3社の男女比は男性が気持ち多めで、女性が少なめになっています。
一方でパートナーエージェントと全国44都道府県にある結婚相談所が加盟している組織では男女比が逆になっています。この2社は中小規模の結婚相談所で、仲人型に分類できる結婚相談所です。
中小規模の仲人型結婚相談所では対応できる人数に限りがあるため、入会希望者全員を受け入れているわけではありません。実は入会をお断りするケースが男性の方が多いのですね。そのため男性が少なく、女性が多くなるのです。
また合理性を求めやすい男性は、コスト面で敷居が低いデータマッチング型を選びやすいの傾向にあります。しかし女性の場合は、結婚を意識し始めると結婚の先にある妊娠・出産を含めて考える人が多く、男性よりも婚活に対し前向きなのです。
もちろん女性にとっても大手結婚相談所の方が敷居は低いです。しかし、女性は結婚を真剣に意識し始めたら、現実的な部分も重要視して専門家のサポートやアドバイスを参考にして効率よく理想の異性に出会いたいと考える傾向が強いのではないかと考えます。
結婚相談所で男性が入会を断られる、その理由とは?
結婚相談所では男性が入会を断られることがあるのか、という質問について結論からいうと「はい。お断りをさせていただく場合もあります」というのが答えです。
その理由は、結婚相談所が「結婚のお相手候補を紹介するところ」だからです。「どんな人でも入会OKですよ」としていないのは、結婚相談所が出会いの確実性・信頼できるサービスを提供している場としての役割があるからです。
結婚相談所側で入会をお断りする条件面の問題に下記の4つがあります。
- 年齢が若すぎるか、高齢の場合
- 年収が極めて低いか、定職に就いていない場合
- 離婚が成立していない、既婚者の場合
- 心身の健康状態が、婚活・結婚には適さない場合
この4項目は人によって程度に違いがあるでしょう。だから、一概に「該当している=入会を断られる」というわけではありません。結婚相談所側で「成婚に向けて、お手伝いが可能だ」と判断した場合は入会可能です。
さらに入会をお断りさせていただくケースに、その方の人となりを見て判断することもあります。
結婚相談所には、お似合いの会員さんを紹介するという使命があります。ですから結婚相談所側が会員さんと一緒になって、成婚までのお手伝いをさせてもらうことが難しいと判断した場合、お断りしています。
また仮に結婚できたとしても、お互いに幸せだと感じられなければダメですよね。お互いに「結婚して良かったね」と思ってもらえなさそうな人だと、やはりお断りしています。
本人のためにも、相手を紹介された異性の立場で考えても「幸せになれそうもない出会いを提供することは、できない」これが結婚相談所のスタンスなのです。
ただ本人やご家族・ご親族は婚活したい(婚活させたい)気持ちがあるのに、結婚相談所側で一方的にお断りをすることはないので安心してくださいね。
その場合は、本人やご家族から入会前に十分、話を伺います。そして「それでも、ここで婚活したい」という意思がある場合は、実際に入会していただいたとしても希望されているようにお見合いが組めないこともあることを正直に伝えて、入会を検討していただく流れになります。
まとめ:婚活では男女比に大差はない
婚活の場として婚活パーティー・婚活アプリ・結婚相談所の3つがあります。それぞれの婚活の場の男女比について調べてみましたが、多くのところで大差がありませんでした。
一部の婚活アプリで男性の利用者が多めですが、気にするほどでもありません。
またよりよい条件で結婚したいと考えるなら「結婚相談所でお相手探しをする」という選択肢もあります。女性が少し多い結婚相談所は、効率よく時短でと考える女性が多く、男性は断られるケースがあるからです。
結婚相談所で入会を断られることがあるのは、出会いの確実性と信頼性の2つを保たなくてはならないからでしたね。