持病やハンディキャップがある場合の婚活事情
こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。
ある程度、年齢を重ねれば身体のどこかに疾病を抱えたり、ケガの後遺症による痛みなどの症状を抱えてしまうことは誰にでもあります。
疾病やハンディキャップがあっても誰かを好きになったり、結婚願望を抱くのは、ごく自然で当たり前のことです。
でも持病があると婚活に対する不安や悩みも大きくなりがちで、誰にも言えずに1人で抱えてしまう人もいらっしゃいます。
程度によるものの難しい面もあるのも事実。だからこそ持病やハンディキャップがある人が婚活で成婚するには、ほんの少しの知恵と工夫、そして勇気が必要になるのです。
そこで今回は持病やハンディキャップを抱えながらも婚活をしていくためには、どんなポイントを押さえたら良いのかを書いてみますね。
持病やハンディキャップがあっても婚活は可能
持病と言っても病名や病気の程度、治療の内容には一人ひとり違いがあります。
また、ハンディキャップも軽度のものから身体障碍者手帳が交付されている、いないかなど個人差があります。
持病やハンディキャップがあることを先に言ってしまうと受け止められないと思われてしまうかも。でも後になって言うと「どうして最初に言ってくれなかったのか?」と言われそう。
持病やハンディキャップを抱えている場合は、この点について悩んでしまう人は多いのです。
相手の反応が怖くて言えなくなってしまうのですね。ここでは
- 持病やハンディキャップが軽度な場合
- 持病が複数あったり、持病と軽度のハンディキャップの両方がある場合
の2つに分けて書いてみます。
持病やハンディキャップが軽度な場合
持病やハンディキャップが軽度であれば、「会ってから軽くサラッと言っても良いんじゃない?」と思われるかも知れませんね。
でも、やはり「お見合い時に先に伝えておく」のがよいです。結婚相談所に入会をする時に「通院を必要とする病気や、飲んでいる薬はありますか」と聞かれることもあります。
「自分からは、どうしても言い出しにくい」という場合は、入会を決めた結婚相談所でのカウンセリングの時に持病(またはハンディキャップ)があることを担当者に伝えてください。
担当者が「これは、お見合い前にトラブルを避ける意味で、お見合い相手に伝えておいた方がよい内容だ」と判断をした場合は、あなたが所属をしている相談所と お見合い相手が所属する相談所の間で連絡をしてくれます。
なお結婚相談所には仲介人のいる仲人型とコンピュータを活用した紹介が中心のデータマッチング型があります。程度によりますが持病が心配な方は、サポートが手厚い仲人型を強くおすすめします。
参考記事)「仲人型の結婚相談所に向く人と、おすすめの結婚相談所」
持病が複数あったり、持病と軽度のハンディキャップの両方がある場合
結婚相談所を利用する場合と、結婚相談所以外での婚活に分けて まとめてみますね。
結婚相談所を利用して婚活をする場合
ご自身が「婚活の中で、これは減点になってしまう要素だな」と思われる場合、婚活を始める前に準備をしていただきたいことがあります。
まずプロフィールを作成し、結婚相談所に提出する必要書類を揃えてください。
その上で婚活を始めようと思ったきっかけや、結婚に対するご自身の思い、今の仕事や生活の中で感じていることなど考えをまとめて書いてみていただきたいのです。
そのような内容をまとめて書いておくことで、どこで婚活をするとしても、あなたの人柄が相手に伝わりやすくなります。
もちろん、最初から持病(またはハンディキャップ)に関することを公表してしまえば、お見合いができる回数や成婚できる可能性が少なくなるという面もあります。
でも最大の難関を最初の段階でクリアできるという面もあること、事情を承諾したうえでの お見合いになるので、マッチングをした場合でも精神的な負担は軽減されることにつながります。
結婚相談所以外で婚活をする場合
私見ですが、婚活の幅を以下の4つに広げてみては?
- 同じような持病やハンディキャップを抱えた方の患者会やサークル
- 婚活パーティー
- 街コン・合コン
- 婚活アプリ
複数の婚活手段を使って出会いの幅を広げる。年齢も大切な財産といえるので、とにかく数を打つことをおすすめします。
結婚相談所は諸事情を抱えている人であっても、それをオープンにした上で結婚のお相手探しができるというメリットがあります。
同じような持病やハンディキャップを抱えた方の患者会やサークルの中での出会いは同じような感情を理解し、共有しやすいことがメリットと言えます。
街コンや合コンは慣れ親しんだ友人・知人がいること。地元や近郊の地域の人との出会いがあることがメリットです。
婚活アプリは手軽に始めることができ、人柄を伝えられる手段(日記・メッセージなど)があることがメリットです。
これらがおすすめする理由です。
その上で、婚活をしていく中で人柄を伝えるには、お見合いができて、ある程度の時間が過ぎて「また会ってみたいな」と女性に思ってもらわないといけません。
隠し通すことの危うさ
持病やハンディキャップには外見からすぐ分かるものと洋服を着てしまうと、すぐには分からないものがありますね。
隠し通すことができたとして、運よく成婚できたとしても生命保険に入る時の手続きや定期的に通院をしなければならなかったりして結局、隠し通すことはできません。
法律で定められている離婚事由(離婚できる原因になるもの)は5つの理由がありますが、その中の1つに「婚姻を継続しがたい重大な事由がある場合」というのがあります。
持病やハンディキャップがあることを隠して結婚をしたということが、「大事なことを黙っていた」と解釈されてしまい、婚姻を継続しがたい重大な事由として訴えられてしまう可能性もゼロではないのです。
まとめ:出会いの幅を広く
運には結婚運や健康運、仕事運など、いくつかありますね。
運は自分が動くことで つかめるものと、誰かと出会うことで つかめるものがあります。だから、自分から動くことは大切です。人と出会うきっかけのアンテナは広く、高く張っておくのがベストです。
自分が置かれた場所で花を咲かせようとする姿は尊いし、人の心に届きます。「そんなことを言われても、いつも そうするのは無理」そう思ってしまうこともあります。人間だから、仕方ない。
時には自分のことを励まし、応援する言葉をかけてあげながら頑張ることをやめないことが大切です。
*今さら、良いことが起こるわけないよ
→ いつからだって大丈夫!気づいた時から、人は変わることができるから。
*人生、失敗の連続だったな
→ 他の人よりも人生勉強を多くしてきたんだね。これから蒔いた種が実を結ぶよ。報われる時がくるね。
*また、うまくいかなかったら どうする?
→ うまくいったら、お祝いしようね。結果としてうまく いかなかったとしても、必ず成長はしているよ。それは間違いない事実だね。
このように声掛けできるようになると、運も上がっていくものなのです。