男性が気をつけたい、お見合い・デート・食事でのマナーと費用負担の割合
こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。
デートで、男性が気を遣いたいマナーがいくつかあるのをご存知でしょうか?
お見合いから初めてのデートは不安と緊張もあると思いますが、わくわくドキドキもありますよね?
このとき男性は女性をリードする側になるので、「お互いに楽しい時間が過ごせるように」配慮をしなくてはいけません。
自分は楽しめたけど、相手がそうでないのはダメですし、逆に女性はデートを楽しめたけれど、男性側は疲れただけで終わってしまったでは、良い結果にはつながらないことが多いのです。
そこで初めてのデートから2回目、3回目のデートにつながるように、男性がプランを考える際、気をつけたい点や食事のマナー、そして気になる費用負担について思うことを書いてみました。
プランを考える時も食事も気遣いが大切
デートのプランは自分だけで決めない
デートのプランを決める時は、男性がリードをした方がよいと言っても、行き先や食事をするお店などを男性が勝手に決めてしまうのは考えものです。
だからと言って、「どんなところに行きたいですか?」とぼんやりした質問をするのも良くありません。
例えば、
「○日の天気予報は曇りなのですが、地域の情報誌を見たら○○の花が綺麗に咲いているということなので、少し肌寒いかも知れませんが、出掛けてみますか?」
「○日は天気があまり良くないので屋内中心のプランを考えています。○○美術館で○○の作品展が開催されているので、そこに出掛けてみますか? それとも○○さんが行ってみたいところや、おすすめの場所はありますか?」
と具体案を混ぜつつ聞いてあげてください。
また、食事であれば「ランチは、どんなものが食べたいですか?」と聞かず、以下のようにいくつか候補を挙げて女性が決めやすい状態で、その中から選んでもらうとよいでしょう。
「ランチは和食と洋食だったら、どちらがお好みですか?」
「この辺りは和食のお店が多いですね。定食のメニューが多そうなお店とお寿司では、どちらがお好みですか?」
このように女性の意見もしっかり聞くわけですね。その上でサプライズがあると最高です。
下記の記事の「4つ質問でひも解く過去の失敗」のQ1でも触れましたが、女性は初めてのワクワク・ドキドキとか、サプライズの演出が大好きなのです。
サプライズは上級者向けかもしれませんが、これが出来るようになると頼れる男性という印象を持ってもらえますよ。
女性への配慮を忘れない
女性をリードする立場の男性は、女性の気持ちを尊重したデートプランを立て、食事をするお店を選ぶことが大切です。
女性としては「あまり高いお店でもダメだし、あまり安っぽいお店でもなあ。ああ分からなくなっちゃう」という人もいます。
また初めてのデートで可能ならば避けたいお店は、ラーメン屋さんです。ラーメンが安っぽい、悪い食べ物という意味ではありません。
ラーメンを食べる時に、つゆが跳ねてしまったりする時もありますよね? 人によっては鼻水が出たりすることもありますよね?
女性は特に初めてのデートでは、「ラーメンのつゆが跳ねたままの洋服を着ているのは嫌だな」、「鼻水が出ちゃうことを気にしながら、ラーメンを食べたくないな」と思う人は多いもの。ある程度、お互いに気心が知れてからラーメン屋さんに行くのはOKです。
ちなみに女性の「何でも」「どこでも」は、本当の意味での「何でも」「どこでも」ではありません。わたしが好きなところ、嫌いじゃないところならという条件付きの「何でも」「どこでも」なのです。この点には注意してくださいね。
見られている食事のマナー
女性は「麺類であれば、パスタのお店に行きたい」という人も多いと思いますが、男性の中にはスパゲティーを食べるのが苦手な人もいるのではないでしょうか?
お皿から適量のスパゲティーをフォークで取って、スプーンの上でクルクル丸めて食べるのができなくて、麺類のように食べてしまうのはNGです。
休日のランチにでも自宅でスパゲティーを作って、スパゲティーを上手く食べるコツをつかんでみるのもよいです。努力は、嘘をつきません。
食事のマナーには育ちが見え隠れしてしまいますから、クチャクチャ音を立てて食べたり、和食では料理が入った器をお箸で近づけたり、お箸で食べ物を刺して食べたりのようなマナー違反は直しておくべきです。
長年の習慣なので直すのは時間が必要ですが、食事のマナーが悪いと「結婚して一緒に暮らすとなると、無理かなぁ」と思われてしまいます。
食事のマナーについては、以下の記事で詳しく書きましたのであわせてご覧ください。
デートや食事の費用負担の割合は?
費用負担の基本は7:3
お見合いの時のお茶代は全額、男性が負担するのが基本です。
デート中の食事代、テーマパークなどの入場料にかかる費用、お茶代などの費用に関しては、デートにかかった費用の70%を男性が負担し、30%を女性が負担するくらいの割り合いになるようにするのが良いかと思います。
結婚相談所の業界内でも、そこまで細かな具体的目安はありません。
男性がお見合いやデートの費用を負担する額が女性よりも多くなってしまうのは、お給料の差もありますが、頼りがいを感じてもらったり、今後、家庭を持つ身としてリードするというような意味合いもあるのです。
自動的に7:3になる費用負担のアイデア
割合は分かっても後から清算というのでは、カッコが付かないですし、印象もよくありません。
そこでどのように考えればデートにかかった費用が7:3になるかという目安を1つご紹介します。
まずデートの食事代、テーマパークなどの入場料にかかる費用を男性が負担します。女性は目的地までの移動中の飲み物・お菓子代、デート中のお茶代にかかる費用を負担する。そうするとおおよそ7:3になります。
きっちり7:3にならなくても「おおよそ」この枠内に入るかなという程度で考えることも大切です。
男性の中には「お給料日前でも、僕が払うんでしょうか?」という人がいますが、女性はケチな男性を嫌う傾向にあります。
もしも、お給料日前でデートの費用を捻出するのが厳しいという場合は比較的広い、大きな公園でのデートを提案するのがよいと思います。例えば東京で言えば、上野公園や井の頭公園などですね。
テイクアウトのお弁当を持って行って公園内を散歩し、ランチを食べて、のんびりとおしゃべりをして帰宅する。たまには、そんなデートもよいものですよ。
車での移動で気をつけたい3つのポイント
車内の臭いは要チェック
下記の記事で「女性は音と香りには敏感なので、整髪料や香水の香りも強すぎないもので、ふんわり香る程度のものを選ぶとよいです。」と書きましたが、これは車内も同じです。
デートでは男性の車に女性が同乗し移動することが多くなると思いますが、汗やタバコの匂いはしていないか、車の芳香剤は強く香り過ぎないかをチェックするようにしてくださいね。
もし臭いが気になるようなら車内の臭い消しは、定評のあるカーメイトのDr.DEOシリーズがおすすめ。車のエチケットとして利用すると良いですよ。
それから車内の掃除も忘れずに。車の中にいろんなものが放置され、ほこりまみれになっていませんか?
稀に無頓着な方がいて、車の中が汚れていても気づかない人がいらっしゃいます。これは本当に気をつけて欲しいです。
汚い車内は一発アウトだと思ってください。
車内を飲食禁止、土足禁止にしない
車が好きな男性は、車内を飲食禁止、土足禁止にしたりしていることもあると思いますが、婚活中や結婚後は、これはやめた方がいいです。
その理由は、「神経質な人なのかしら?」、「結婚してから、大変そうだわね」という印象を女性に持たれてしまう可能性があるからです。
トイレ休憩は適度に入れる
女性は親しい関係になっても、なかなか「トイレに行きたいのですが」とは言い出すことができないものです。
だから、男性は車での移動中も1時間30分~2時間を目安にトイレ休憩を入れるようにするのがベストです。
トイレに行く以外にもお化粧を直したり、制汗剤を使ったり歯に食後の海苔などがついていないかなどを確認したいなど、身だしなみをチェックしたいと思う女性は多いのです。
また男性もトイレ休憩の時に鏡を見て、身だしなみをチェックすると良いでしょう。
まとめ:デートの要は、あなたの気配り
デートの要を、一言で表現するならば「気配り」という3文字につきます。
デートで「ああ、楽しかった」と思えることも大切なのですが、「この人との結婚を考えることができるのか」という視点は男性も忘れてはいけません。
お互いに結婚を前提としたお相手を選びは真剣で、「僕も相手を選んでいるけれども、それは女性も同じ」ということは頭の片隅にいれておくとよいですよ。