実家に帰省したくない独身男性の「どうしたらいい?」への3つの提案
こんにちは。心理カウンセラーのクリスです。
今回は、「実家に帰ると親や親戚から結婚について、あれこれ言われて嫌だ」という独身男性に向けての、考え方と対処法を紹介します。
実家に帰省するのが嫌だという理由はさまざまでしょう。「食生活はちゃんとしているのか」「お金の無駄遣いはしていないか」「不摂生していないか」等々の話を、説教のように聞かされるのがうんざりという人は多いです。
ただその中でも「結婚はまだか?」は、とくに聞きたくないセリフだと訴える独身男性に私もよくお目にかかります。
「もういい加減にほっといてくれよ!」という男性の心の叫びが今にも聞こえてきそうです。おそらく、あなたも同じような気持ちで、この記事を読んでいるのではないでしょうか?
この記事では帰省したくないという思いを持つ男性に、その気持ちへの対処法を紹介しますね。
帰省したくないという気持ちへの対処
「実家に帰りたくない」という気持ちにどう整理をつけたら良いのでしょうか?
カウンセラーである私は、あなたに以下の3つの提案をしたいと思います。
- 嫌な話は聞き流す
- 嫌なことにはNOと言う
- 実家に帰省しない
ここから各提案を詳しく解説していきますね。じっくり読み進めていくと、あなたの考え方が変わり、「帰省」に対する気持ちが軽くなってくるでしょう。
嫌な話は聞き流す
実家に帰省したくないと悩むあなたなら、帰省時には親や親戚の話は聞き流すことをおすすめします。
まず、大事なことを最初にお伝えします。それは・・・
「あなたが親や親戚の話を聞かなければいけない」という決まりは、決してないということです。言い方を変えれば、親や親戚の話を聞いているフリをすれば良いという意味ですね。
ただ、誤解をして頂きたくない点は、決して親や親戚の人を無視するような態度をとったり、雑な受け答えをしたりということではありません。表向きは聞く姿勢は見せますが、「内容をあまりに真剣に受け止める必要はない」ということです。
例えば、普段の生活の中でも、誰かの話を多少なりとも聞き流すことはありますよね。友人、学生時代の先輩、職場の上司などが、あなたに興味がない話をしてきても、とりあえず聞く姿勢を見せるとこはあると思います。実際には「深くは聞いていなくても」ですよ。
人の話を聞き流すことは、別にいけないことではないのです。
ただ、あなたの頭の中で、以下のようなふたつの思考が戦ってしまう場合があります。
- 親や親戚の話はガマンしてでも聞かなくちゃいけない
- もう自分も大人なんだから、いちいち結婚のこととか言われたくない
あなたの気が重いのは、一見親や親戚がうるさいからのように思われるかもしれません。しかし本当の原因は、上記のようなふたつの思考があなたの中で戦っているからなのです。
思考の戦いを止めて、あなたの考え方を次のように変えてみてはいかがですか?
- 自分がガマンしてまで話を真剣に聞かなくても良い
- 聞き流しながら、いろいろな人との会話のひとつのように考えれば良い
他人がどうこう言おうと、あなたの中での気持ちがひとつになれば、あなたのストレスは相当軽減できます。
相手が親や親戚だとしても、あなたは「聞き流す」ことを選択できます。罪悪感を持つ必要はなく、ある一時は「聞き流し役」になってみてはいかがですか?
しかし、「聞き流すことでは気が収まらない」というあなたなら、次項目へ読み進んでください。
嫌なことにはNOと言う
あなたは「嫌なことにはNO」といっても良いのです。
あなたは自力で生活できない子供ではなく、もう成人です。目上だとしても、親や親戚にNOと発言しても何も悪いことはありません。
例えば、親戚の人が、うるさくあなたの将来について言ってきたら、こう言ってみてはどうでしょう。
「将来についてはいろいろと考えているので、そんなに心配しないでください」
「自分なりに考えているので大丈夫です」
これらのように小さなジャブを返すつもりで、軽く「NO」を示しましょう。
もしそれでもさらに相手が迫ってくるなら、「あの・・・お願いがあります。自分のことは自分で考えたいので、そっとしておいてもらえますか?」と、やや真顔で伝えましょう。「自分のプライベートにはこれ以上関わらないでください」という気持ちをしっかりと表現するのです。
また、親がしつこく言ってきた場合は、「困った時は相談するから、それまでは静かにしておいてほしい」と、真剣に伝えましょう。
親戚にしても親にしても、あなたの言葉にはいい顔はしないかもしれませんが、それでいいのです。あなたが一番大切にすべきは「あなた自身の意思」ですからね。
親や親戚と意見が食い違うことを恐れないでください。あなたがNOと言うことは、正直な気持ちを表現しただけの、ごく自然なことです。
1回だけでは、相手はあなたの言葉をすんなりとは受け入れてくれないことが多いでしょう。しかし、あなたがどこかで本心を伝えなければ、一生相手にはわかってもらえないかもしれませんよ。
実家に帰省しない
あなたが実家に帰省したくないなら、お決まりのように帰省しなくてもいいのです。
帰省すると、
- 疲れるだけ
- エネルギーを奪われる
- 余計にストレスが溜まる
というのなら、あなたの健康のためにも「帰省しない」という選択は十分アリです。というか、しない方がいいのではないでしょうか?
今や、昭和から平成、そして令和へと時代は進化しています。世の中の常識は常に変わってきているということです。
年功序列、終身雇用、学歴社会等々の考え方も崩壊してきていますよね。「男は〇〇歳までに結婚して所帯を持つべき」「嫁や孫の顔を親に見せるのが幸せ」という視点はすべての人に当てはまるものではありません。
ですので、「お盆やお正月、何かの記念日等には必ず実家へ帰らないといけない」と考える人も減少傾向にあると私は思っています。
あなたが帰りたければ帰ればいい。帰りたくなければ帰らなくていい。
たったそれだけのことです。
あなたの幸せを決めるのはあなたであり親ではありません。いくら「お前のためを思って」と言ってきても、それが度を越した場合には、親の自己満足でしかないといえるでしょう。
「実家には帰りたくなったら帰る」「親の体調不良等、急を要する時には帰る」という、自由な発想でいいのではないでしょうか。帰らなかったからといって、あなたが親を思いやっていないことにはなりませんよ。
心を込めた短い手紙を送るだけの時期があっても良いと思います。あなたの中に「帰省したくない時はしない」という選択肢を、ひとつ増やしてはいかがでしょうか。
まとめ:あなたが決めていいのです
あなたの時間の使い方は、あなたが決めていいのです。
自分の親世代とは考え方や価値観は違って当然です。多少歩み寄ることはあるでしょうが、自分が強く辛抱・ガマンしてまで嫌なことをする必要はありません。
極端にいえば、「自分を犠牲にする必要はない」ということです。
今後また、「帰省しなくちゃ」と気が重くなることがあったら、今回記事でお伝えしたことを思い出してください。そしてあなたが、自分に一番いいように決めてくださいね。
もしあなたが、結婚相談所を利用していることを親に言えずに悩んでいるとしたら、「親に言えない男性が楽になる3つの考え方」の記事をご覧になってみてください。
また、婚活等でマイナス思考に陥っていると感じたら「マイナス思考から抜け出す方法」の記事もどうぞ。