婚活とは? どこでどんな活動をすればいいの?
こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。
婚活とは、結婚活動を意味する言葉ですが、今ではすっかり社会に浸透していて、ほとんど知らない人はいないくらいですね。
婚活は家族社会学者の山田昌弘さんと少子化ジャーナリストの白川桃子さんが2007年に提唱した言葉で、2008年に発売された書籍「婚活時代」はベストセラーになりました。
これを機に婚活という言葉は多くの人に知られるようになり、2008年と2009年の2年連続で流行語大賞の候補にも推薦されました。
婚活という言葉は聞いたことも見たこともある。でも実際の婚活では、どんな活動をすればいいのかと聞かれると説明できるほど詳しく知らない人も多いのでは?
そこで今回は婚活とは、どんな活動のことをいい、どのような取り組み方があるのか。また似た言葉である恋活との違いについてまとめてみました。
婚活とは、どんな活動をいうのか?
婚活とは、結婚活動を省略した言葉で、どのような活動を婚活というのかというと、その意味には2つあります。
1つは理想とする結婚相手を見つけるために新たな出会いを求め、その出会いがある場所へ行ってみること。もう1つは、より良い出会いを増やすために自分磨きをすることも広い意味で、婚活の一部となっています。
就職活動を省略して就活といいますが、婚活は就活を真似した造語で「結婚も就職と同じように、自分から積極的に行動することが必要だ」という意味も含まれています。
どうして自分から積極的に動かないといけなくなったのかというと男女雇用機会均等法により女性の社会進出が進んだこと、晩婚化、そして生活スタイルが多様化したことなどが挙げられるでしょう。
以前から家族や親族からのすすめでお見合いをしたり、友人や知人から紹介されたりということはありました。
でも今は婚活パーティーやイベントへの参加、婚活アプリの利用、結婚相談所への入会などをして結婚相手を探す人が多くなったのです。
家族や親族、友人、知人などから紹介を受けたりすると、どうしても気を遣ってしまうし、「お断りした後に気まずい思いをしたら嫌だな」という気持ちにもなってしまいがちです。
だったら、「婚活をして結婚相手を探した方が気楽だ」と考える人が多くなったのでしょうね。
また、より良い出会いを増やすための自分磨きの例としてはコミュニケーション スキルを磨く、身だしなみに気を配る、資格取得に向けて勉強する、ダイエットを始める、などが挙げられますね。
婚活の主な方法は4つ。気軽に始められるものから挑戦してみては?
婚活の場としてよく利用されているものには、以下の4つがあります。
- 婚活パーティー(婚活イベント)
- 婚活アプリ、婚活サイト
- 結婚相談所(データマッチング型)
- 結婚相談所(仲人型)
それぞれ以下で説明しますね。
婚活パーティー(婚活イベント)
婚活パーティーとは、婚活を目的とした男女が集まる場で、その形式はさまざまです。もっとも一般的なのは男女が輪になり1対1で会話する時間を取りつつ、順々に周っていくタイプですね。
会話を楽しみながら気になる異性を絞り込んで指定の用紙に記入し、お互いにマッチングすれば、カップルが成立するという出会いを目的としたパーティーです。
一回の参加で複数の異性と会うことができ、相手と直接会って話せるというメリットがあります。
婚活パーティー以外には、婚活バスツアーなどの企画もののイベントなどもあります。婚活イベントは、さまざまなものが企画されているので自分に合ったものを探してみるとよいです。
婚活アプリ、婚活サイト
婚活アプリとは、婚活を目的とした男女が集まるSNSサービスです。婚活サイトは、そのサイト版ですね。
よくある婚活アプリでは、プロフィールを設定してから検索機能を使って、気になる異性を探していきます。
フェイスブックのような「いいね」でアピールし、お互いに「この人と連絡を取ってみたいな」と思った時点でマッチングが成立し、メッセージの交換が始まります。
婚活アプリでの婚活では各種証明書の提出は必須で、個人情報の管理とサポート体制がしっかりしている運営元を選べば安心・安全に婚活が可能です。
「仕事が忙しくて婚活に集中できる時間がない」という人でもスマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも取り組めるというのが婚活アプリのメリットですね。
結婚相談所(データマッチング型)
データマッチング型の結婚相談所とは、コンピュータのシステムを使ってお相手探しを行う、いわゆる結婚情報サービスです。
プロフィールを作成し、希望条件を入力するとデータマッチングシステムによって、希望条件に近い異性を紹介してもらうことができます。
担当者からのアドバイスやサポートは必要なときだけだから、自分のペースで主体的に活動することが求められます。
アドバイスやサポートが不要であれば自分の意思で着々と活動を進められるので、成婚料の設定がないのが一般的です。
婚活アプリでも似たようなことができるようになってきているので、区別がつきにくくなっていますが、会員情報はより厳密に管理されているので、安心感がぜんぜん違います。
結婚相談所(仲人型)
仲人型の結婚相談所は、お見合いを仲人してくれるサービスで、仲人間の連携(組合ネットワーク)があるので、データマッチング型に引けを取らない会員数を誇ります。
出会う前の段階(プロフィール作成、身だしなみ、コミュニケーションの仕方)から、お見合いのセッティング、お見合い後の返事の連絡、交際、成婚まで担当者がきめ細やかにアドバイスやサポートをしてくれます。
より人に頼ったサービスで、成果報酬である成婚料が設定されているのが一般的で、他の3つに比べると費用がかかるものの利用者の真剣度と成婚率が高いのが特長です。
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なお婚活の場に関しては、こちらの記事も参考になると思います。
婚活と恋活では、どんな違いがあるのか
恋活(こいかつ/れんかつ)とは、恋愛活動を省略した言葉で、結婚を視野に入れずに恋人を探したり、恋愛に進展をしそうな異性を積極的に探す活動のことをいいます。
いわゆる恋人探しですね。ですから婚活との違いは結婚を前提としているか、していないかです。
また恋活は幅広い年齢層の人が取り組んでいます。でも恋活は20代前半から、20代半ばくらいまで。20代後半からは婚活に取り組む方がよいです。
恋活ではまず気軽に友達として出会い、交際を始めて「この人と一緒にいると楽しいな」、「この人と、もっとたくさん話がしたい」という単純で素直な気持ちから恋愛に進展します。
婚活の場合は、愛情や自分の気持ちの他に年収や職業、趣味、価値観など客観的なスペックも含めて重視しなくてはならないですよね?
例えば、以下のような同じ年齢の男性が2人いたとします。
A:外見はとてもハンサムで、コミュニケーション能力も抜群。でも年収は300万円。
B:外見は魅力に欠けるように感じるけれども、大手企業の会社員として働く年収600万円。
恋活でモテるのはAの男性で年収が少なくても、支えてくれる異性を探せばOKです。
婚活でモテるのはBの男性です。B のようなタイプの人は(自分磨きの努力は必要だけれども)年齢に関係なく、早めに婚活を始めた方がハイスペックな女性、外見が魅力的な女性が見つかる可能性が高くなります。
「B の人ほど年収が多くない」と思う場合でも、婚活を諦める必要はありません。自分磨きを継続して、自分に合った婚活の場を探してみることが大切です。
まとめ:婚活の意味は2つで、活動の場は4つ
婚活とは理想とする結婚相手を見つけるために新たな出会いを求め、その出会いがある場所へ行ってみること。そしてより良い出会いが増えるように自分磨きをすることです。
主な婚活の方法は婚活パーティー、婚活アプリ、結婚相談所(データマッチング型)、結婚相談所(仲人型)の4つがあることがわかりましたね。
20代後半からは恋活よりも、婚活に取り組んだ方が上手くいきやすいです。その理由は、女性から「遊びが目的なのではないか」と思われることがないから。
婚活で一番大切なことは、自分に合った方法を選ぶことです。まず気軽に取り組めそうなものから始めてみてはいかがでしょうか?