結婚相談所を成婚退会した後の流れ。7つのステップを元マリッジカウンセラーが解説します。

結婚相談所での疑問※本サイトはプロモーションを含む場合があります。

こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。ハートマーク

結婚相談所で成婚したら「成婚退会後の流れは、どうなるのだろう」と疑問に思うかもしれません。

実際にマリッジカウンセラー時代に一番多く質問されたのは「結納や入籍、結婚式について、具体的に話し合いを進めて良いものでしょうか?」というものです。

でも、この答えは「いいえ」になります。

結婚相談所を介しての出会いだと「早い段階で結納や入籍、結婚式場探しをしないといけない」と思ってしまうのかもしれません。

しかし結婚相談所で成婚したというのは、「無事に結婚を前提とした交際をする お相手と出会うことができました」という状態になったということです。結納や入籍、結婚式場を探したりする前に、まだ少しやるべきことがあるのです。

そこで今回は成婚退会後の流れについて、紹介してみますね。

成婚退会後、「すぐに入籍や結婚式をする」というわけではない

成婚後の流れと言いましたが、手続きにも触れた方がよいと思うので少し前の成婚退会のお話もしておきます。

成婚の報告

あなたがプロポーズをして無事、女性が了承してくれたなら、あなたが所属している結婚相談所の担当者に「○○さん(女性の名前)にプロポーズをして、OKの返事がもらえました」ということを報告しましょう。

プロポーズする男性

その後 あなたが所属している担当者を通して、女性が所属している結婚相談所の担当者にも連絡が行きます。そしてお互いの結婚相談所で「プロポーズをした・了承した」と両方の確認が取れれば成婚、つまり晴れて結婚相談所からの卒業となります。

成婚退会の手続き

後日、あなたの都合が良い時に結婚相談所に足を運んで成婚料を支払い、入会時に提出した必要書類をすべて返却してもらうことができます。

ここで成婚料の支払いをすることもあるし、指定された銀行口座などに振り込みをすることもあります。

加えて結婚相談所を成婚退会するときは「成婚届」という書類に必要事項を記入し提出します。これは、あなたとお相手それぞれが所属していた結婚相談所に提出します。この書類は婚姻届ではないので、法律的には何の効力もないものです。

ただ結婚相談所を入会したのと同じように、退会をするときも手続きをする。成婚届は「結婚相談所から卒業します」という意味になる書類です。

成婚退会後の交際は、結婚を前提とした交際になったという意味

結婚相談所を介しての縁で「結婚を前提とした交際をする お相手が決まった」という状態が成婚です。ここからは新たな人間関係を作っていくことになります。

この後が成婚後の流れとなりますが、すぐに結婚へと進まずもう少し交際を続けるというカップルもいらっしゃいます。

ただ少なくともそれぞれの両親への挨拶は済ませておいた方がいいでしょう。中にはご両親に反対されてしまうというケースがあるからです。

お互いの両親や兄弟姉妹と会って、新たな人間関係が生まれる

成婚退会後の流れとして、ここから先は2人で力を合わせて1つずつ乗り越えていく事柄になります。「1人で」ではなく、「2人で一緒に」ですよ。

結婚相談所を成婚退会した後の一般的な流れは、次の通りです。

  1. お互いの両親に挨拶に行く
  2. 結納
  3. 結婚式場を探し、日取りを決める
  4. 新居を決める
  5. 入籍(婚姻届)をする
  6. 挙式をする
  7. 新婚旅行

このような7つのことをやっていきます。4から7の順番は当事者とお互いの両親との話し合いによって前後することがあります。

成婚退会から先は、お互いの仕事の都合や同居をするか、しないかなどによって期間が異なってきます。

結ばれた2人

お互いの両親に挨拶に行く

成婚退会をしたら、お互いの両親に挨拶に行きます。その後に日を改めて、お互いの家族・兄弟姉妹と一緒に食事会をするという流れになることも多いです。

結納

正式に婚約の意思を両家に伝えるもので、古来から習慣化されてきた儀式です。最近では「結納をしない」というカップルも多いです。

でも両家で、よく話し合い一方的に、どちらかの家のやり方を通してしまうことがないようにすることが大切です。

※結婚相談所の担当者が仲人になったりするようなことは、ありません。

結婚式場を探し、日取りを決める

当事者2人とお互いの家族で話し合い、最初に日取りを決めてから結婚式場を探すとスムーズです。

ブライダルフェアなども開催しているので、参加をしてみてから決める。最低でも3ヶ所くらい下見をしてから「ここ!」と決めることをおすすめします。

その理由は費用や「着たいな」と思える衣装があるか、「これをしたい」という演出ができるか、料理はどんな内容かなど確認したいポイントがあるからです。

新居を決める

お互いの通勤、将来的には子供の通学などを含めて条件に合う住居を探します。

入籍をする

挙式と入籍のタイミングは同じ日だと忙しくなってしまいます。多くの場合は入籍が先で挙式が後です。

※結婚相談所の担当者が婚姻届の保証人になることも、ありません。

挙式をする

結婚式当日までは準備が忙しいと思いますが、結婚式は2人にとって大切な記念日の1つになります。

最近では海外で2人だけで挙式と写真撮影をして、そのまま新婚旅行をする。そして日本に帰国してから葉書きで親族や友人・知人に結婚報告をするというカップルも多いです。

※結婚相談所の担当者が結婚式に出席することも、ありません。

新婚旅行

入籍・挙式は成婚から期間を空けずに予定を立てることができても、新婚旅行となると行き先や日程など、お互いの仕事の都合を考慮しなければなりません。

だから新婚旅行は「入籍や挙式よりも後になって、休みが取りやすいときに行く」というカップルもいます。

まとめ:誰の心も置いていかないこと

成婚退会後の流れがある程度、把握できていると不安が少し軽減できますね。

成婚した後に「すぐに入籍しないといけないの?」、「結婚式も早めにしないとダメなの?」と思ってしまう人もいらっしゃいいます。

でも結婚相談所の担当者が入籍や結婚式を急かすことは一切ありません。結納のときに仲人になったり、入籍をするときに保証人になることも、結婚式に出席することもありません。

結婚相談所の役割は、出会いの縁を提供するまで。裏方で終わりです。

交際中は当事者2人だけでしたが成婚退会後は、お互いの両親や兄弟姉妹とも新たな人間関係を築いていかなくてはなりません。

成婚退会後の流れで一番大切なことは、あなたも お相手も 家族も、誰の心も置いていかないことです。

そのためには十分に話し合いをすること。いつも以上にコミュニケーションをとっていくようにすることが大切です。

Posted by エレナ