婚活での結婚相手の選び方。心理カウンセラーが教える見極める5つのポイント
こんにちは。心理カウンセラーのクリスです。
婚活をしていると、結婚相手選びの段階で「この女性で本当にいいのかな?」と迷う気持ちが出てくることは当然ありますよね。
このところ結婚された後に、相手に対する不満を抱えきれなくてカウンセリングにお越しになる人がとても増えています。その多くは「こんなはずじゃなかった」というものです。
今さら言っても仕方ありませんが、「もう少し慎重に話し合っておけば良かったのでは?」と言いたくなるものばかりですよ。
ただ、結婚相手のことを事前にすべて知り尽くすことは不可能でしょう。しかし、「これだけは確認しておいた方が良いのでは」という選び方のポイントはあります。
そこで今回は見極める5つのポイントを心理カウンセラーの視点で紹介しようと思います。なお、これは逆を言えば、あなたも相手から見られている点ということでもあります。
そこまで意識できるとより良い関係を築くための土台になるはずですよ。
結婚相手を見極めたいならチェックすべき5つのポイント
相手を見極める際、ぜひともチェックしておきたい5つのポイントがこちらです。
- 一緒にいても疲れない相手
- 価値観の違いを認め合える相手
- 尊敬できる部分がある相手
- 思いやりがある相手
- 親しき仲にも礼儀ありの相手
もちろんこの5つが絶対ではありませんが、結婚相手に迷いが生じた時に参考にしてもらえると、結婚相手のことを冷静に見つめ直すことに活用できるでしょう。
では以下に結婚相手の選び方の5つを詳しく解説しますね。
一緒にいても疲れない相手
結婚相手の選び方の見極めポイントで忘れてはいけないのが、一緒にいて疲れない相手かどうかです。
疲れないかどうかというのは、相手と一緒にいて「あなたがあなたでいられるかどうか」ということです。相手といる時に以下のようなことはありませんか?
- 相手に合わせようとして背伸びしている自分がいる
- 自分の素直な感情を相手に伝えにくい
- 何かと相手にガマンしていることが多い
今現在「好き」という感情があっても、一緒にいることで疲れてしまう女性であれば、結婚相手としては不向きでしょう。
もちろんすべてが快適でまったく疲れる場面などないという相手は、なかなかいません。ただ、あなたのことをある程度許してくれる結婚相手であることは重要ですね。
好きなはずが一緒にいると自分が疲れてしまい、「ひとりでいる方がホッとする」のでしたら、結婚相手としては再考の余地があります。
「疲れるか疲れないか」という単純な見方は案外大事ですよ。
価値観の違いを認め合える相手
結婚相手の選び方で2つ目の見極めポイントは、価値観の違いを認め合える相手かどうかです。
結婚相手とはいえ他人同士ですから、価値観の違いはあって当たり前です。そして結婚は共同生活ですから、相手の価値観を認めあう部分がなければケンカが絶えない日々になるでしょう。
あらゆる価値観のすり合わせは難しいですが、以下のことは確認しておくことをおすすめします。
- 出産や子育てについて
- 親との同居について
- 金銭の使い方について
- その他あなたが優先的に大事にしていること
もしかするとお互いに絶対に譲れない部分があるかもしれませんし、ある程度は譲歩できるところもあるでしょう。
大事なことは結婚前にあらかじめ、ある程度話し合いをしておくことです。その段階で自分の意見ばかり主張したり、あなたの価値観をまったく認めない相手であったら、結婚相手としては難しいでしょうね。
尊敬できる部分がある相手
結婚相手の選び方で3つ目のポイントは、尊敬できる部分がある相手かどうかです。
結婚生活を一緒に送っていく上で、相手に尊敬できる部分があるかどうかは大事です。尊敬とは何も、社会的な地位が高いとか学歴がすばらしいということではありません。
自分にはない笑顔、思いやり、親切心、やさしさ、強さ、そして道徳心なども大いに尊敬に値します。
仮に尊敬できる部分がない相手だとすると、いずれ人間的な魅力を感じにくくなる可能性は高いです。結婚は楽しいところもあれど、お互いを高め合えるところがないとつまらなくなってきてしまうかもしれません。
恋人ではなく結婚相手ですから、とくに内面的に「尊敬できる」「素敵だなと思える」「見習いたいと思える」相手を選ぶことは重要です。
思いやりがある相手
結婚相手の選び方で4つ目の見極めポイントは、思いやりがある相手かどうかです。
思いやりとはお互い様ですが、いかに相手の立場に立って考えられるかというところです。つまり自分がされて嫌なことは相手にはしないという姿勢があるかどうかですね。
結婚は楽しいばかりではなく、苦労の方が多いかもしれません。それを相手に責任を押し付けることなく、ふたりで互いを思いやれば困難を乗り越えていけるでしょう。
結婚相手として選ぶなら、どれだけ相手のことを自分事として考えられるかどうかは、しっかり見ておきたい部分です。
親しき仲にも礼儀ありの相手
結婚相手の選び方で最後の見極めポイントは、親しき仲にも礼儀ありの気持ちがある相手かどうかです。
結婚したからといって急に馴れ馴れしくなったり、夫婦だから何でも許されるという考えになったりしそうな相手はおすすめしません。
相手を尊重するところは尊重し、相手のプライベートを大事にし、結婚しても良い距離感を保ってくれる相手であれば結婚生活はうまくいきやすいでしょう。
わかりやすい例としては、親しくなるほどにだらしなさが見えてくる相手は避けた方が良いと考えられます。
もう結婚するのだからと、メイクやファッションが雑になってきたり、お金の貸し借りがいい加減になってきたりする相手は、いろいろなことをなーなーでやり過ごしてしまう人かもしれません。
例え結婚したとしてもあくまで他人ですから、そこに礼節がなければ相手を不快に感じる気持ちが強くなっていってしまうでしょう。
まとめ:結婚相手の選び方には落ち着きが必要
今回は、結婚相手に迷いが生じた場合の選び方の見極めポイントとして5つ紹介しました。
冒頭でも言いましたが、結婚相手を選ぶにあたって「こんなはずじゃなかった」という事態は最も避けたいのではないでしょうか。
人間同士ですから完璧はありませんが、ある程度はしっかり落ち着いて話し合いの時間は持つべきだと私は思います。
そして結婚後に夫婦関係がトラブルになっているケースの多くは、「目に見える諸条件」を重要視した場合です。「目に見える」とは、お金や地位・名誉・外見です。
一方「目に見えない」心のつながりや、相手を大切にしようとする気持ちを理解し合っている夫婦は大きなトラブルにはなりにくいですね。
そのため最終的には「どれだけお互いに相手を大切に思えるか」ではないでしょうか。今後何十年かに渡って共に暮らしていく相手ですから、今回の5つのポイントに関して落ち着いて相手と話し合ってみることをおすすめします。
その上で、最後は自分の心に聴いて決心すれば一番自分で納得できるのではないでしょうか。
なお、こちらでは逆の視点(寄り添うための考え方)で書いていますので、あわせてご覧になってください。