マリッジブルーになりやすい男性は責任感が強くプレッシャーに弱い

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こんにちは。心理カウンセラーのクリスです。星マーク

今日の気分はいかがですか? 今回のテーマは男性のマリッジブルーについてです。

マリッジブルーというと女性がなるイメージの方が強いかもしれませんが、男性のマリッジブルーもしっかりあります。それは決して珍いものではありません。いろいろな意味で、男性の方がマリッジブルーの症状が重いケースもあります。

あなたは今マリッジブルーになっていると感じていますか?

そこで今回は、男性が陥るマリッジブルーの症状、なりやすい人、またその原因と対処法をお伝えします。

マリッジブルーの根本は不安

不安な気持ち

マリッジブルーとは、結婚に向かう男女が、相手や新しい環境対して憂鬱な症状になることですが、その根底にあるのは「不安」です。

その不安は、以下のような精神状態(マリッジブルー)につながると考えられます。

  • 彼女に会っていても楽しくない
  • ひとりになりたい
  • 常にイライラしがち
  • 夜眠れない・眠りが浅い
  • 疲れがとれない

結婚を控えて、上記のような症状に当てはまるようでしたら、あなたはマリッジブルーになっているかもしれません。

ちなみに私(男)もマリッジブルーはしっかり体験済みです。上記マリッジブルーの症状は結婚準備中の頃の私にはすべて当てはまっていました。本当に憂鬱な期間でしたよ。

女性がマリッジブルーになりやすい時期が結婚準備中とよく言われる一方、男性はプロポーズ前からかかってしまう場合もあるのです。期間的なことだけをみても、マリッジブルーで男性にかかる負荷は大きいと言えるかもしれません。

多くの場合は人生初めての結婚ですから、その変化に不安を感じても当たり前です。

マリッジブルーにおいての男女差

男女の差

マリッジブルーにおいて男と女では、「女性は不安と希望を、男性は不安と責任感を感じるケースが多いのでは」と私は感じています。

女性は結婚に対して不安もあれど夢やワクワク感を持つのに対して、男性は不安に重ねて重責感やプレッシャーを感じる傾向があるのではないでしょうか。

私のところに来る相談者の方も、男女では違いが見受けられます。女性に多いのは、不安になりながらも私に「大丈夫ですよ」と背中を押してもらって、希望を得たいというケース。

それに対して男性の相談者は、「どうしたら良いのでしょうか・・・」と眉間にシワを寄せて落ち込んでやってくるケースが多いのです。男性の方が自分で自分を追い込んでしまいやすいのです。

つまり男性の場合、責任感が強く不安やプレッシャーを上手くコントロールできない人がマリッジブルーになりやすい人と言えるでしょう。

どんな不安にかられるのか?

ではここから、マリッジブルーにおいて、男性がどんな不安に陥りやすいのかを紹介します。

マリッジブルーにおける経済的不安

男性がマリッジブルーになる原因のひとつとして、経済的不安があります。

今や共働きはまったく珍しくありませんが、それでも「自分が一家の大黒柱」「家族を養い守らねば」という責任感を男性は負いやすいものです。

今は大丈夫でも「家族が増えたらどうか」「貯金はできるか」「病気をしたらどうしよう」などと考え始めると、不安はどんどん募っていきます。

マリッジブルーにおける自己否定の現れ

男性がマリッジブルーになる原因のひとつとして、「本当に自分でいいのか」という自己否定が考えられます。

結婚前には、初めてやることがいろいろありますよね。指輪を準備してのプロポーズに始まり、相手の親へのあいさつ、式やパーティーの打ち合わせ・・・男性にとっても初めてのことばかりです。

緊張もあって当然なのに、それでも「うまくやらなきゃ」「堂々としていなきゃ」と思ってしまう男性は少なくありません。

そんな中、ちょっとしたミスや失敗をしてしまうと「こんな自分が結婚していいのか」「相手を守れるのか」という自己否定のスイッチが入ってしまうのです。

マリッジブルーにおける相手への不安

男性がマリッジブルーになる原因のひとつとして「結婚相手への不安」が強まってくることがあります。

結婚準備をスタートさせたら、彼女と以前より頻繁に連絡をとって行動を共にしますよね。そうすると彼女と一緒にいる時間がより増えて、今まで気づかなかった性格や欠点がどうしても見えてきてしまいます。

その性格や欠点がどんどん気になってきて、「思っていた彼女と違う」「本当にこの相手で大丈夫だろうか」という不安が膨らんできます。彼女の良いところより、短所ばかりに目が行ってしまうのです。

マリッジブルーにおける新生活への不安

男性がマリッジブルーになる原因のひとつとして「新生活への不安」があります。

「共同生活がうまくいくか」「お互いの習慣の違い」「自由時間が減るのでは」などと、希望よりもマイナス要因をピックアップしがちです。

プロポーズをした頃には漠然としていた未来が、準備を進めるうちに不安要素ばかりが現実味を帯びてきてしまいます。

男性は「重責」「使命感」「役割感」を自分に課しやすいのでしょう。

また相手のご家族との関係にストレスや不安を感じる人もいます。

男性のマリッジブルーへの対処法

会話を楽しむ

ではここから、男性のマリッジブルーへの対策を紹介します。

ひとりで頑張ることより協力を意識する

あなたがマリッジブルーを抜け出すには、彼女と協力する意識を持つことです。

自分が彼女を幸せにするという考え方もありますが、私は「ふたりで一緒に幸せを創り上げていく」方をおすすめします。つまり気持ちをシェアするということです。

彼女に自らのマリッジブルーを隠しながら、イキイキしているフリをして結婚準備にとりかかっていたらどうでしょう。彼女はすぐにあなたの不安を察しますよ。

彼女に不安な気持ちを話した上で「でも俺、一生懸命やるから!」と言って結婚に向かった方が、間違いなく元気が湧いてくると思いませんか?

男として「黙して語らず」というのが、必ずしも幸せとは限りません。

信頼できる人に相談する

あなたがマリッジブルーを抜け出すには、信頼できる人に話を聞いてもらうことです。

あなたがマリッジブルーでマイナスの気分でいて、もし彼女もマリッジブルー気味であったとしたら、そこから前向きな考えは生まれにくいです。

信頼できる人にあなたの不安を聞いてもらいましょう。それは聞いてもらうだけでも十分だということです。

大事なことは、不安があなたの心から抜け出ることです。それは誰かに話すことで抜け出ていきます。

その時は、カッコつけて見栄を張って話してはいけません。素直に正直に自分の不安を打ち明けてください。それだけであなたの心は相当軽くなります。

悩みを誰かに打ち明ける自分を、決して「弱い」とか「ダメだ」とか思わないでくださいね。

ひとりになる

あなたがマリッジブルーを抜け出すには、ひとりの時間を作ることです。

仕事をし、それ以外の時間は彼女と結婚準備をしっぱなしでは、息が詰まりストレスでいっぱいになって当然です。忙しい時だからこそ、あなたにはひとりの時間が必要です。

ひとりの時間は、マリッジブルーの原因である不安やプレッシャーを解放し、プラスのエネルギーを自分に補給するためになくてはなりません。それでも気持ちに無理をさせれば、体にも不調が出る可能性もあります。

車も休まず走り続ければオーバーヒートしてしまいます。結婚準備に充てる時間が大切なのと同じくらい、ひとりの時間は大事です。

この3つ以外にも気が滅入ったときに役立つ、対処法があります。

まとめ:自分を許す

今回は、マリッジブルーになりやすい人(男性)の原因と対策を紹介しました。

マリッジブルーの根本には不安があると冒頭にお伝えしましたが、その不安を取り除くには「自分を許す」という意識を持つことです。

できないことがある自分を認めて、許してください。

私がカウンセラーとして今まで会ってきた男性のほとんどは、不安になると余計に不安を認めようとしなくなる人ばかりでした。その心の裏側にはこんな思いが見え隠れしています。

  • 自分がもっとしっかりしなきゃ
  • 男として情けない
  • 完璧にできるはずだ
  • 俺が何とかする
  • 自分さえ頑張れば

これらの思いに共通しているのは「人を頼らずに自分だけで何とかしよう」という点です。

それは裏を返せば「失敗する自分を許せない」「誰かに助けを求める自分を認めない」ということです。しかし、あなたは幸せを求めて結婚をしようとしているのですよね?

マリッジブルーを感じるなら、その不安は誰かと共有してください。

「男として」という考えは、ほどほどが良いかと私は考えます。

「男なのだから」と考えて、さらに元気が出る男性はいいですよ。しかし元気が出て来ないあなたなら、素直に元気がないことを認めた方が、みんなが幸せだと思いませんか?

実際のカウンセリングの現場では、もっともっといろいろな解決策はあります。でもマリッジブルー対策としては、「ひとりで抱え込まないこと」「自分を許すこと」です。

今回のことを、良ければ参考にして頂いて、ぜひ幸せな結婚に向かって行ってくださいね。

Posted by クリス