プロポーズでの失敗談。よくある3つのケースをご紹介
こんにちは。元マリッジカウンセラーのエレナです。
婚活の後半になると、出てくるのが男性のプロポーズに関する悩みごとです。
私が男性会員さんに対して「そろそろ、プロポーズをしなければならない時期を迎えていますよ」と話すと「そうですか。じゃ、少しずつプロポーズの計画を立ててみます」と返事をもらったものの、その後の連絡が滞ってしまうことは、意外と多いのです。
女性に奥手なタイプの男性は、生真面目で慎重な性格の人がほとんどです。だから、「プロポーズしなくちゃ」と思うとプレッシャーになってしまうのでしょうね。
その気持ちは分からないではありませんが、そこはやはり男性としてバッチリ決めて頂きたいところ。そこで もったいない失敗をしないためにも、また少しでも勇気を持ってもらえるようにプロポーズの失敗談をご紹介しようと思います。
プロポーズでの失敗談を知っておけば、プロポーズすることをためらい続けてはいけない理由が分かり、さらにあなたがプロポーズに成功する確率もアップするはずです。
きちんとプロポーズしなくてはダメな これだけの理由
プロポーズとは結婚の申し込みをすること。日本語で言い換えるならば求婚です。おとぎ話に出てくる王子様が女性にする、アレですね。
子供の頃に触れたおとぎ話は、私たちの心に案外根ざしているものです。そのため女性は、少なからずお姫様に憧れを持っていて、お姫様になりたいとおもっています。だから、女性としては「プロポーズは男性からしてほしい」と思うのです。
確かに一般的な恋愛であれば、女性から男性にプロポーズをすることもあります。でも婚活では男性から、きちんと女性に想いを伝えなくてはいけません。
これは婚活の場では、男性が女性をリードするのが当たり前なことになっているからです。そして先に述べた女性が持つお姫様願望、さらに結婚の前提になっている「女性は男性の家に嫁ぐ」というイメージ、これらを考えても男性がリードし、プロポーズするのが妥当(当然)であるということです。
男性の中には「男性の家に嫁ぐのは親世代の感覚なのでは?」と思う人もいるかも知れませんが、おおよその部分は今も変わっていません。
「家の主は男性」というイメージは昔も今も、さほど変わっていないので結婚後の女性の人生は男性次第で決まってしまう、そんな感覚があるのでしょうね。
だから男性から見れば、女性に嫁いでもらうわけですから、女性は「男性からプロポーズをされたい」と思うのです。
結婚相談所でのプロポーズの失敗談
デートを重ね、いよいよプロポーズという時期になったとき。女性から「OK」をもらいたいと思うのは普通のことです。
でも女性に奥手な男性ほどプロポーズは大役過ぎて、気が重いと感じてしまうかもしれません。
そこで、以下に私が結婚相談所に勤務していたときのプロポーズの失敗談を挙げてみますので、ぜひ反面教師にしてくださいね。
- 意識すればするほどプロポーズできなくなってしまい女性からお断りされてしまった
- 曖昧な言葉でプロポーズしてしまい、女性側は「プロポーズされたんだ」と認識ができなかった
- プロポーズの場所がNGだった
では1つずつ説明しますね。
case1: 意識すればするほどプロポーズできなくなってしまい女性からお断りされてしまった
交際が長期になっても男性からプロポーズをされないと、女性は「どうしてプロポーズをしてくれないのか?」と不安になってしまうものです。
なぜなら、結婚相談所などで婚活する場合、交際3か月くらいでプロポーズするのが普通だから。女性もそれは知っていますから、3か月を迎える頃には女性は「そろそろプロポーズしてほしい」と思い、期待して待っています。
それなのにいつまで経ってもプロポーズしてくれないと不安を覚えるのです。
だから男性が、なかなかプロポーズを決断できないでいると「このままだったら結婚できるかどうか分からないわ。お相手の態度がはっきりしないなら、時間の無駄だから別の人を探した方が良さそうね」と思い始め、女性からお断りされてしまうことがあるのです。
正直、さっさとプロポーズしておけば、良かったのにと思えるケースをいくつも見てきました。
男性側からすると「もしプロポーズして断られたら、どうしよう」「本当に、この女性で良いのか?」などと考え自分の気持ちを伝えられなくなってしまうのでしょう。
人間は誰でも、物事を悪い方に考えることが得意な生き物です。
だけど、ここは「今まで婚活を頑張ってきた。くじけそうなときもあったけど、偉かったよ。あと少し頑張れば、婚活を卒業できるところまで来た。僕には、もう少し頑張るだけの力が残っている。だったら今、頑張ってみないか? 今、頑張らないで、いつ頑張るんだ」と気持ちを切り替えてみることです。
もし相手の女性に対し、最初の出会いで「良さそうな人」と感じた。デートを繰り返すうちに、お相手に心が惹かれるようになって「好き」と思った。いつの間にか好きという気持ちから愛情に変わっていた。
そうであるなら、あなたの前から女性が去ってしまう前にプロポーズをしないといけません。人はやってしまった失敗よりも、行動しなかったことを「後悔」しやすいのですから。
case2: 曖昧な言葉でプロポーズしてしまい、女性側は「プロポーズされたんだ」と認識ができなかった
プロポーズの言葉は「僕と結婚してください」などと、ストレートに伝えることが本当に本当に大切です。
そうでないと女性は「私は今、プロポーズされたんだ」と分からないままになってしまいます。
例えば、どのような言葉だと女性に「プロポーズされたんだ」と分かってもらえないかと言うと
- 「僕の両親に会ってくれる気持ちはありますか?」
- 「僕の家に来てくれるつもりはありますか?」
- 「これから一緒に仲良く暮らそうね」
- 「一緒にブライダルフェアに行ってください」
- 「これから、僕のお味噌汁を作ってください」
などの言葉です。ドラマなどで見かけるものもありますね。
男性は「僕が結婚したい気持ちは伝えられた」と思っても、このような遠回しな言い方だと伝わらないこともあります。実際、「あの言葉がプロポーズだと思っていませんでした。だから『考える余地はあります』と答えてしまいました」という事例もあるくらいです。
男性はプロポーズをすることに照れがあったり、断わられたらどうしようと不安になって曖昧な言葉を伝えてしまう傾向があるようです。でも曖昧に想いを伝えると、曖昧な返事しか返ってこなくなってしまいます。
短い言葉でも、きちんと女性にあなたの意思を伝えましょう。女性は、率直に気持ちを伝えられた方が嬉しい。そう考える人が多いのです。
case3: プロポーズの場所がNGだった
プロポーズするときは、ある程度、人の気配がある。けれども2人の空間が、きちんとキープできる場所で「今日は、ちょっと特別な日」という演出ができると好ましいです。
なぜなら当事者2人(特に女性)にとって、大切にしたい出来事の瞬間だから。だけど、本当に2人きりだと女性の警戒心が増してしまうから、人気(ひとけ)は必要なのです。
なおプロポーズに向いていない場所として挙げられるのは、以下の3つになります。
→ 酔った勢いでプロポーズしたのかと誤解されてしまう可能性あり
*人混みの多いところ
→ お互いに人目を気にしてしまい、恥ずかしい・集中しにくい
*普段のデートで行っているお店で、ムードがない場所
→ 女性が「特別な日」と感じない
ファミリーレストランやファーストフード店、フードコートなどでのプロポーズは女性から「もうちょっと場所を考えて」と思われてしまいます。
女性は雰囲気を大切にしたいと思っていることが多いので、プロポーズの場所や演出には、気遣いが大切です。
まとめ:率直に想いを伝えることが大切
プロポーズをするということは、2人で結婚に向かって歩いていくスタートラインに立つことを意味します。
ある程度の交際期間を経て男性からのプロポーズがないと、女性は「どうしてプロポーズをしてくれないんだろう? このままの状態が続くようなら、お相手と結婚できるかどうか分からないわ。それなら、別の人を探した方が良さそうね」と思ってしまうのです。
そしてプロポーズの言葉は、ストレートに「僕と結婚してください」などと伝えるのがベスト。何となく結婚したい気持ちを伝えてしまうと、女性はプロポーズされたと認識できず曖昧な返事しかもらえなくなってしまいます。
プロポーズをするときは、場所選びと演出にも気を遣うことが大切ですよ。
プロポーズに関するQ&Aは、「結婚相談所での婚活は、いつ頃プロポーズをするの?」の記事にまとめてありますので、あわせてご覧くださいね。