こんにちは。心理カウンセラー、元マリッジカウンセラーのエレナです。
「婚活を始めてみよう」と思ったのはよいけれど、「じゃ、具体的には何から始めたらいいわけ?」と思っていませんか?
婚活を始めてみるといっても
- ただ、出会うきっかけを増やせばいい
- 街コンに参加をしてみる
- インターネットでの出会いを求めてみる
- 結婚相談所に入会してみる
と、やり方は複数あります。でも、いきなり「これに決めた」と即決してしまうのは、あまりおすすめできません。
人生に大きな影響があるものだけに、慎重に検討したいものです。でも何を検討材料にと思うかもしれませんね。就活と婚活は似ていると言われており、まずは「自分を知る(自己分析)」ことが大切なのです。
- 自分の長所は何だろう?
- 自分の短所は、どんなところだろう?
- 自分の売り(アピールできるようなポイント)って何があるんだろう
などが分かっていないと婚活を始めても、相手との対話が上手くできず結婚まで至ることが難しくなってしまうからです。
では、より詳しく自己分析の方法についてまとめてみますね。
目次
短所を長所に言い換えて、短所を個性に変えるにはどうしたらいいのか?
婚活をしていく時のプロフィールは、女性に見てもらうための自己PRです。
就活だと採用をしてもらえるかどうかがキーポイントになりますが、婚活では「この人と会ってみたいな」と思われるかどうかの大切な要素になります。
日本人は慎ましくて、控えめな人が多いです。だから短所は自覚をしていても、長所をきちんと認めて、自分から発信をしてことが苦手な人が多いんですね。
婚活では自分の長所は、きちんとアピールできた方が得。短所が多く書いてある人よりも、長所が多く書いてある人の方が「会ってみたいな」と感じますよね? でも意外と長所を探すことが苦手な人が多いのです。そこで一つコツをご紹介しましょう。
例えば自分では短所だと思っている頑固な面も角度を変えてみたら、自分の考えや意志をしっかり持っている、という長所になります。
短所がない人はいないですし、長所ばかりの人もいない。自分という1人の人間の中に長所と短所が同居していて、いろいろな場面や環境によって反応(でかた)が変わってくるだけです。
「自分で短所を自覚している。改善しなくちゃ。直した方が良いのは分かっている」ということが相手に伝わっていれば、短所ではなく「あなたしかない個性」に変えることができます。大切なのは客観的な視点です。
例)
高校から大学で、ずっと陸上部に所属をしていました。
大学で県大会に向けてチームのみんなに「スタミナ強化のための練習メニューを、積極的に取り入れてみてはどうか?」と提案しました。
でも、最初はチームメイトとの意見が合わずに反発がありました。私が取り入れたいと思った練習メニューのメリットなどを伝えずに、やりたいんだという思いだけを強く伝えてしまったのが原因だったと今は思っています。
自分のはっきりとした意図を伝えずに思いだけを主張してしまうと、相手にとっては「単なるわがまま」になってしまうんだなと、その時に感じました。
自分の思いや意見を伝える時には、その背景も含めて詳しく共有することを意識してみることが大切だと分かり、自分の考えを伝える工夫もしないとダメだなと学びました。
と、このように
- 具体的なエピソードを取り上げて考えてみる
- 短所(改善点)からの気づきや学びは、どんなことだったか?
- 短所に向き合ってみて、克服(改善)するためには、どんな視点が必要だっただろう?
相手に伝えるとよいのです。(伝えるまではいかなくても、自分で分析できればOK)
婚活のプロフィールでよく使われる、一般的な性格は?
自分の性格を分かりやすく一言で答えるのは、なかなか難しいですね。初対面の人であれば、なおさらです。
とっさに聞かれて答えられなかったり、難しい言葉で表現したりすると、相手にはきちんと伝わっていないなんてことも。
「どんな性格ですか?」と質問をされて「私は、こんな性格です」と分かりやすい言葉で伝えられたら、相手もすぐに理解をしやすくなります。
自分に当てはまるものは、どんな項目かチェックしてみてはいかがでしょうか?
真面目
物静か
繊細
几帳面
優柔不断
冷静沈着
神経質
優柔不断 など
行動的
おしゃべり
無邪気
積極的
気が利く
野性的で力強く、自然のまま
責任感がある など
お人好し
思いやりがある
おおらか など
のんびり
自由気まま
頑固一徹 など
好奇心旺盛
我慢強い
面倒見がよい など
これらの例などから相手に対して明確で、なおかつ好印象につながるような言葉を考えて伝えることが大切です。
婚活や結婚生活を意識する前に、コンプレックスはないか?
具体的な例と対処法を挙げてみると
*女性との会話は苦手だというなら
- まず、自分から挨拶することを意識する
- 会社内の同僚・先輩・後輩や、よく行くお店の店員さんと会話の練習をする
- 共通の話題にできそうな、話の種を準備しておくなど
*自分の洗濯物・食べ終わった食器の片づけなども母親任せなら
- 自分の衣類や自分が食べた食器くらいは自分で洗う
- 休日の自分の食事位は自炊をする
- 自分の部屋やリビング・トイレなどの掃除をする
- 実家ではなく、アパートで1人暮らしを始めるなど
*自分の外見にコンプレックス(肥満や薄毛など)はないか
- ダイエットを始めてみる
- 増毛(かつら)など、サロンに行ってスタッフに悩みを相談してみるなど
婚活を始めたり、結婚生活を送るのに問題点があったり、外見的な悩みを抱えている場合は早めに問題点の解消や改善につながるような行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
外見的なコンプレックスとして自分が気にしていないのであれば、それはそれで良いと思います。
でも、コンプレックスを持ったままで婚活を開始してしまうと「僕は○○だから、婚活が上手くいかないんだ」と落ち込む原因になってしまい、婚活をやめる原因にもなってしまうことがあります。
コンプレックスを改善する努力や、1人暮らしをおすすめする理由
多くの女性は結婚に対して、夢や憧れを持っています。もちろん男性だって、結婚に対する夢や憧れは持っていて当然のこと。
でも女性の場合は、いつの頃からか「白馬に乗った王子様が迎えに来てくれる」とまではいわなくても、昔から多くの人に親しまれている童話「シンデレラ」のように「私だって素敵な人と出会って恋をして、幸せな結婚をしたい!」と思っています。
婚活の中で女性が、「お人柄を重視して結婚のお相手探しを進めていきます」と思っていても、どうしても外見だって気にしてしまうものです。
婚活の中で何を重視してお相手探しをするのか、好みのタイプは人それぞれ違います。
でも婚活のスタートラインはまず、女性との出会いを増やすことだから外見に気を遣うのもポイントの1つになるのは確か。
身長が高い・低いや、顔立ちなどは自分では変えることができないけれど、自分で「僕は、これがコンプレックスなんだよな」と思っていることは、早めに改善や解消の努力をしておいた方がよいといえます。
「いざ、婚活を始めるっていう時でもいいでしょう?」と思うかも知れませんね。
ダイエットでも、増毛でも、即効性を求めるのは無理というもの。気にし始めた時から、できそうなところから始めてみてはいかがでしょうか?
また、自分に関する家事を母親に任せっ放しにしない方がよい・1人暮らしをおすすめする理由は、女性も結婚後に仕事を続けることを選択する人が増えたからです。
「僕は家事に関しては全然できないよ。無理!」というよりも「家事の中で手伝えることは、僕も協力するからね」と女性に声を掛けることができた方がよいですよね?
まとめ:未来を想像する
自己分析をしてみるということは自分の過去を振り返ることでもあるし、自分の未来を想像してみることでもあります。
自己分析の結果から分かることは
- 自分の性格とセールスポイント
- 自分の仕事や恋愛の経歴
- 結婚のお相手に求めるもの、どんな結婚生活を送りたいか?
です。自分のことって、よく分かっているような気がするけれど、実は分かっていない(気づいていない)ことも多いですね。
相手に求めること、恋愛経歴のことは、こちらの記事に書いていますので、あわせてご覧ください。
自己分析をしてみて「自分の長所も、短所も、セールスポイントも分かった。よし、これからだ!」ということが分かるのも大切なことの1つには違いないけれど、もう1つ大切なことは結婚を焦ったり、将来が不安になる気持ちから間違った選択をしないこと。
とりあえず婚活を始めて、何となく結婚して・・・というのではなく愛と絆が感じられ、今後の人生を心が豊かに過ごしていけるような結婚のお相手探しを目指していただければと思います。